最初へ戻る | 1日目へ戻る | 2日目へ戻る | 3日目へ戻る |
6:00起床。本当は6:30に起きるつもりだったんだけど、隣の吉田がモーニングコールかけてやがって、部屋の壁があまりにも薄いので俺も起こされたのである。眠いんだよこのタコが。(吉田が悪いわけではない)
ふと閃いて国際電話。妻の実家にかけてみる。時差1時間あるし、向こうは朝の7:00だろうと。
「もしもし・・・」
不審そうな妻のパパ上の声。妻に代わってもらうとやたらに眠そう。ってゆーか、少し寝惚けている様子。
あー・・・!! 時差1時間って思ってたけど、俺の腕時計、日本時間のままだった。
つまり日本が6:00でこっちは5:00じゃん。
朝食に昨日、コンビニで買ったパンをかじり、シャワー浴びたりして準備を整える。
7:00、ロビーに集合、チェックアウト。正面玄関シャッター降りてんの。なんか最後まで気に障るなこのホテルは。
裏口から駐車場に出ると、向こうにタクシーがとまってて、暇そうにしてた運チャンが、「こりゃラッキー!」とばかりに声をかけてきた。
何を言われているのか知らないけど、「Airport!」と叫ぶだけでOK。英語が通じるので、この辺は
それにしても常に局面をリードしてるのは俺様の英語だな(笑)
香港市街-空港はタクシーで約300ドルちょいと聞いていた。現地時間ではまだ6:00過ぎなので道はガラガラ。40分ほど走り空港に到着。この時点でメーターは240ドル弱だった。
おぉ、意外に安く済んだぞ! と思ったら運転手が機械を操作すると90ドルちょいが加算され322ドルと相成った。なんだかよくわからん。
普通は運チャンに10ドル程度のチップを出すのが普通らしいが、今の90ドルの一撃が我々の気持ちを萎えさせたのでゼロ査定(吉田はクルマ屋なので査定は厳しいのです)。
やはり朝早いので、CXのカウンターも空いている。それほど並ばずにチェックインできた。
しかし、カウンター員が新人らしく、とにかく慣れてない。我々の預けた荷物のシール、俺の予約控え用紙一枚に貼りやがって。これだと誰がどの荷物かわからないじゃないか(まぁ、大して個数もないけど)。
朝食。しかし、やはり朝早くてまだあまり店が開いていない。
肉は食いたくないし、中華はもういいし・・・結局、ファストフード。吉田はBセットを頼んだのに発音が悪かったのかEセットになってて、食べたくもないホットケーキ。強く言えない日本人、もののあはれを感じますな。
さて、出発は10:30頃(現地時間9:30頃)。少し時間があるので一度、解散。
吉田と小野君は免税店を見る様子。俺はネットができるPCを探す。
やがて、見つけた4台のPC。日本の妻にe-mailを送りたい・・・日本語IME入ってないジャン。
Googleで検索するとAjaxで提供しているサイトがあったため、そこにアクセスしたが、PCが右クリック禁止設定されているらしくどーにもならない。
その後、どうしたのか忘れたが、とにかくMSのサイトにアクセスすると・・・フリーズ。香港空港のPC1台ダメにしてしまいました。
使えないPCを捨て(それなりに悪態はついた)、搭乗ゲートの下見。
チケットには22番ゲートと書いてあるので行ってみると・・・客もスタッフも1人もいない。出発1時間前とはいえ、スタッフはいるだろうが普通は。これはおかしい。
ガイドスクリーンを見ると、我々の便は15ゲートとなっている。そんなアナウンスもないけどなー。どっちが正しいのか。
吉田を発見したので相談。
確かめた方がいい、との結論に達し、吉田は小野君に伝えに、俺はCXのカウンターへ。
2人の女性スタッフがいて、若い1人は他の客の応対をしていた。もう1人の40代と思しき女はPCの画面を見ている。
「Hey」と声をかけるが、反応がない。ちょっとムカつく。
そこへ、さらにキューバ人かどうか知らないけど、ドレッドヘアの女性客がやってきた。客2人が並ぶと圧力も増すだろう。今度は強めに「Hey!」
何よ、と身体を動かさず目線だけこちらに向けるスタッフ。本当にムカつくな。
チケットを見せながら
「22 or 15?」
と聞くと、
Show the TV screen. TV screen.
見たから聞いてんだろがボケ!
と日本なら怒鳴ってるところだが、言い方が解らず頭が混乱して「あ、あうう」としか言えない。
ドレッドヘアにその場を譲り退く。ショボイぞ俺。
CXの機内食の不味さと態度の悪さには辟易だが、とにかく15ゲートに変更されたのはわかった。ここで18年前の出来事を思い出し、新たな不安がよぎる。
当時、18歳の俺は某国際大会の事務局に派遣されスタッフとして働いていた。
東京出張があり、札幌に帰るために早い便に乗ったのだが、離陸直前に千歳空港が滑走路凍結閉鎖となり降ろされたのだ。結局、15:00くらいの便に振り替えられたのだが、その15:00の便に乗ると、他の客と席がWブッキングしてしまった。これは俺がチケットを書き換えて座席指定をやり直していなかったのが原因だった。
そんなわけで、手持ちのチケットを書き換える必要があるのではないかと。
幸い、むかつく女はいなくなり若い女しか残っていない。他の客もいない。
Hey, Need this ticket change write?
今から考えれば、文法メチャクチャ(正解も解らんけど)。
すると、一瞬考え込んだ後、「わかったわ」という仕草で彼女の手が動いた。通じたようだ。
無事書き換えられました。誰でもできるわ、クソが。
行きと違って帰りは追風時速200Kmで、飛行機も時速1,000Kmオーバー。行きより30%近くも速く飛んでいる。明らかに早い。どんどん台湾・九州と近づいてくる。なんか嬉しい。
15:00過ぎ、成田到着。さっそく妻に電話。PHSは今のところ台湾・タイしかローミングできない。ケータイに比べてこの辺、明らかに劣りすぎ。ネットPCとgmailを使えばメールのやりとりはできると思ってたけど、どこも日本語IMEが入ってなくてダメだった。自分のPCを持っていけばいいのだが重い。今、気づけばubuntuのLiveCD持っていけば良かった(ってゆーか、現地でDLして作成する手もあった)。
そして・・・なぜか俺だけ成田の入国審査でひっかかる。
まぁ、多少の尋問を受けただけだけど、他の2人は無言通過だったのに。
1997年のオーストラリア旅行の際も、俺だけ「4泊5日のワリに荷物が少なすぎる!」と言われて、荷物をやたら調べられた。
羽田到着。とりあえず夕食。成田と違ってたくさん飯食うところある。
何食べようかなーと選んでいるフリしていると、やはり優秀な営業マンの吉田、人の関心の先を読むことに長けている。
「お前、カレーが食べたいんだろ」 図星ッ!
19:00頃、羽田発、新千歳便に。ここで小野クンがせっかく買ってきたライターを没収されてしまうハプニング。国内線、非常にチェックが厳しい。
ライター買うなら直行便を選びましょう。
20:30頃新千歳着。吉田の奥さんのお父さんに迎えに来てもらい、送り届けてもらう。これで旅はおしまい。皆さん、おつかれさまでした&
僕が70歳になるまで隔年やりませう(嘘。妻に怒られる)。
最初へ戻る | 1日目へ戻る | 2日目へ戻る | 3日目へ戻る |